謙虚なロッテ・佐々木朗 実は長電話も!スカウトが明かす会話好きな一面
「ロッテ4-2西武」(3日、ZOZOマリンスタジアム)
ロッテの佐々木朗希投手(20)が今季2試合目の登板で、西武を相手に自己最長タイの8回を投げ3安打1失点の快投。最速163キロの直球を軸に、毎回の自己最多13奪三振で今季初勝利を挙げた。
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受け答えは謙虚で、口数少なく話す印象があるが、チーム内で身近に接している人に聞くと、意外にも会話好きな一面もあると聞かされ、驚かされた。電話では、長ければ1時間も会話することがあるという。そう証言するのは、潜在能力を他球団よりいち早く評価していた、東北担当の柳沼スカウトだ。
今もLINEや電話で連絡を取り合うことも。LINEだと1、2行の短い返事ながら、長電話もしばしば。
「1時間、野球の話をしたこともあります。今、こんな練習をしているとか、食事や体調のこととか。プロの練習は何をするかとか。打ち解けてくると結構、話すようになるみたいです」
素性については「気さくで明るい素直な子。四六時中、野球のことを考えていますよね」と同スカウト。長電話の中でも、我々には見せない一面で積極的に聞き、得るものを吸収している。打者を圧倒する球威は、素質だけでなく、“取材力”でも身につけられたようだ。(デイリースポーツ・水足丈夫)