大阪桐蔭 近江エース山田の熱投に応えた猛打 西谷監督「魂を込めて投げる姿をみて絶対負けずにと」

 近江を破り優勝した大阪桐蔭ナイン(撮影・吉澤敬太)
 6回、左越えに3ランを放つ大阪桐蔭・海老根(撮影・吉澤敬太)
 5回、バックスクリーンへソロを放つ大阪桐蔭・田井(撮影・伊藤笙子)
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 「選抜高校野球・決勝、大阪桐蔭18-1近江」(31日、甲子園球場)

 大阪桐蔭が記録的な猛打で、18年以来4年振り4度目の春頂点に立った。3試合連続2桁得点で決勝では近江を圧倒。1大会のチーム最多本塁打記録は大幅に更新する11本(伊藤2、松尾2、海老根2、谷口2、星子1、工藤1、田井1)まで伸ばした。

 大阪桐蔭の西谷監督は優勝監督インタビューで「山田君が万全ではない状態の中でのゲームになりましたけど、苦しい中で気持ちというか魂を込めて投げている姿をみて、それに絶対負けずにということで、今日は粘り強く戦ってくれた」と、前日の準決勝で170球を投じながら5試合連続先発のマウンドに立った近江のエースの山田の姿に触発された猛打だったことを明かした。その後の会見でも「ブルペンを見ていても思うように投げられていないのは分かっていた。限界に達していたと思う。それでも気持ちを込めて、エースとして、主将として先頭を切って投げていて、その気持ちにだけ負けないようにしようと」と、重ねた。

 秋から無敗街道を突き進むチームには「昨年の夏に近江さんに負けてこのチームはスタートした。昨年の先輩たちにいい報告ができる。大会の中で非常にみんな成長してくれた。打てるチームではなかったが、ビックリするような得点、ヒット数が出た。今年のチームは一生懸命やる子が多くて、いいチームだと思います。いいチームから少しずつ、強いチームに変わっている発展途上なチーム」と、選手達の成長に目を細め、夏に向けて「夏にもっともっと強いチームを作って、ここに戻って来たい。41人部員全員でやってきた。明日から4月、1年生も交えて夏にもう一度頂点に立てるよう全員で頑張っていきたい」と、見据えた。

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