ロッテ・佐々木朗 OP戦初被弾「いい勉強ができた」 初の東京Dで160キロ台連発
「オープン戦、巨人7-5ロッテ」(18日、東京ドーム)
収穫もあったが、課題も残る結果をロッテ・佐々木朗希は前向きに捉えた。オープン戦最終登板は自己最速タイの163キロをマークしたが4回2/3を108球5安打5失点。「全体的に良くなかったですけど、粘り強く投げられました。打たれていい勉強ができたと思います」
東京ドームは中学時代、修学旅行で訪れたが、投げるのは初めて。「適応するのが大変でした」。気圧の違いなども感じたという。蒸し暑さなどで汗をかきながらの投球だった。それでも160キロ台の直球を連発させ球場をどよめかせた。三回はポランコを163キロ直球で空振り三振。しかし、五回になると制球に苦しむ。2死一塁から坂本、ポランコに連続四球。満塁から岡本和に159キロ直球を打たれた瞬間、思わずしゃがみこんだ。
3月5日のソフトバンク戦から中12日。その間、投球フォームなどを修正して臨み、直球は60球のうち実に30球が160キロ超え。朗希らしさも示したが、井口監督は「自分の理想を求めて過ぎて投げていた。もっと大胆にいってよかったですけど、開幕前に打たれてよかったと思う」とシーズンでの快投を期待する。
次回はいよいよ本番。開幕カードの仙台での楽天第2戦か第3戦での初先発が濃厚。「いろいろと見直してシーズンに行きます」と佐々木朗は3年目のシーズンへと向かう。