オリックス・中嶋監督が育成の東を絶賛「成長してるのがよくわかる」
「オープン戦、中日0-2オリックス」(9日、ナゴヤ球場)
オリックスは先発の育成・東と山崎福の完封リレーで勝利した。
東はストライク先行でテンポの良い投球。初回はわずか11球で三者凡退に斬ると、二回1死二、三塁のピンチは石川昂を三直。飛び出した三走もアウトで併殺となり、切り抜けた。三、四回も走者は出したが本塁は踏ませない。四回は変化球で2三振を奪い、4回4安打無失点で降板した。
中嶋監督は「自分でアピールしたい部分は非常に良く見えたと思いますし、結果も良かった」と高く評価。育成5年目の右腕を、2軍監督時代も見ていて「ずっと見てきた投手ですし、その点では本当に成長してるのがよくわかります。1軍の相手に対してでも、自分の投球ができたというのは、非常にいいと思いますね」と絶賛した。
東は昨季、ウエスタンで18試合に登板。5勝9敗1セーブで防御率3・97だった。昨季からはカーブの握りなどを試行錯誤。支配下登録へ「結果をずっと出すことと、調子の波を少なくする」と意気込んだ。
先発投手陣は山本や宮城、田嶋など強力だが、指揮官は常に「何枚いてもいい」と話している。支配下をつかみ取り、先発ローテに割って入るチャンスはある。