「オープン戦、オリックス１－４ロッテ」（２日、京セラドーム大阪）

　チーム唯一の高卒新人が連日の輝きを放った。オリクスのドラフト５位・池田（大阪桐蔭）が「緊張というよりは、やってやろう！」とオープン戦初スタメンを飾り、２試合連続で初球から快音を響かせた。

　初回無死一塁。美馬の１４３キロ直球を完璧に捉えて中前打。ベンチの中嶋監督も思わず笑みをこぼし「本当に大したもんですよ」と改めて絶賛した。

　ロッテは同１位の松川がアピールを続ける。「同じ同級生として負けたくない。いいライバル関係としてやっていけたら」と池田は負けず嫌いの一面をのぞかせた。

　開幕スタメンをつかめば、球団の高卒新人では１１年の駿太（現後藤）以来。「リーグ優勝した選手と争えるように」。吉田正や杉本ら強固な外野陣に割って入る。