「楽天春季キャンプ」（１日・金武）

　９年ぶりに２月１日にキャンプインした楽天・田中将大投手が、ブルペン一番乗りで３６球を投じた。日本球界復帰を果たした昨年は合流が２月中旬以降となり、メジャーを経験した右腕にとっては久々の早いスケジュールとなったが「来てしまえば一緒かなという感じで。ただスケジュール感では事実としてかなりここ数年なかったスケジュール感ではありますんで。体はできてきてますけど、慌てずしっかりやっていこうかなと」と明かした。

　スタッフの努力によりブルペンが本拠地・楽天生命パークの感触に近づけられた。これには「いいですね。そういう手厚いサポートも受けながら調整できていることに感謝しながら投げていければいいと思います。昨シーズンのブルペンとは変わって、本拠地のマウンドと近いものができていると思います」と満足そうな様子。ブルペン一番乗りについては「たまたまです」と言い、真っさらなマウンドについては「いつ入ろうが年が上だから（笑）」と報道陣を笑わせた。

　メジャー挑戦前の２０１４年はまだ２６歳のシーズン。チームの中では若手から中堅に差し掛かろうという段階だった。今年のキャンプ初日は中心選手として、若手へ助言したことも明かした田中将。「例年より自分の中で、自分なりに（練習）量はここ数年の中ではやってきている方なので、キャンプもその辺、疲れも出てくる時期もあるだろうし。そういう時期がありながらも、もうちょっと頑張ろうという精神で頑張ろうと思います」と力を込めていた。