「春の広陵、夏の広商」選抜に仲良くアベック出場 ライバル両校出場20年ぶり5度目

センバツ出場が決まり気合を入れる広陵ナイン(撮影・立川洋一郎)
センバツ出場が決まり喜びを表現する広島商ナイン
センバツ出場が決まり、闘志を燃やす広陵・真鍋(左)と森山(撮影・立川洋一郎)
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 「選抜高校野球・選考委員会」(28日、大阪市内)

 中・四国地区で広島県から2校が選抜された。昨年の秋季中国王者で明治神宮大会準優勝の広陵が3年ぶり25度目、中国大会準優勝の広島商は20年ぶり22度目の出場。広島高校野球界をリードしてきたライバル校の同時出場は、20年ぶり5度目となる。

 古くから「春の広陵、夏の広商」と言われてきた。県内最多の選抜大会25度目出場の広陵は、春に3度の日本一に輝いている。その一方で夏の選手権大会は広島商とともに県内最多の23度出場し決勝に4度駒を進めながら一度も頂点に立っていない。

 一方、22度目の選抜出場となる広島商は、第8回大会で優勝したもののそれ以来優勝がない。ただ夏の選手権大会では23度出場し、6度も栄冠を手にしている。

 広島の高校野球指導者には広島商出身者が多い。昨夏に甲子園に出場した広島新庄の宇多村聡監督も広島商出身で県内の高校球界でも影響は大きい。しかし、強豪校も2000年代に入ると次第に強豪私学に押される形で古豪と呼ばれるまでになった。

 それが19年夏の101回選手権大会に15年ぶりに甲子園に出場すると、20年には新型コロナウイルス感染拡大で全国大会こそ中止になったが、夏の広島大会決勝で広陵を破り頂点に立った。

 今チームも秋季広島大会準決勝で広陵を8-4で下し、決勝で尾道商を破って優勝した。同中国大会決勝では0-7で広陵に敗れたものの、久しぶりの選抜出場切符を手にした。古豪から強豪へ「春の広陵」に劣らない力で大舞台に挑む。

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