波乱の東海地区 聖隷クリストファー選外を選考委説明「地域性考慮ない」「客観的に」

センバツ出場が決まり歓喜する大垣日大ナイン
38年ぶり2度目のセンバツ出場を決めて喜ぶ日大三島ナイン(撮影・佐々木彰尚)
38年ぶり2度目のセンバツ出場を決めて喜ぶ日大三島ナイン(撮影・佐々木彰尚)
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 「選抜高校野球・選考委員会」(28日、大阪市内)

 第94回選抜高校野球大会(3月18日から13日間、甲子園球場)の出場32校を決める選考委員会が会場とオンラインを併用して行われ、大阪桐蔭(大阪)や花巻東(岩手)、日大三島(静岡)などが選ばれた。

 東海地区2校目は昨秋東海大会準Vの聖隷クリストファーではなく4強の大垣日大が選ばれる波乱となった。選考委員会は「賛否がきっ抗した」と最後まで意見が割れたと説明。選考過程で昨秋のデータを検討し、実力重視で「甲子園で勝てる」チーム選びがなされたと説明された。

 その上で「投打に大垣日大の実力が勝った。春先の試合は投手力が有利。大垣日大の方が失点が少ない」ということが決め手に挙げられた。

 日大三島と聖隷クリストファーが2校とも静岡県内のチームという地域性は「まったく考慮していない」とし「甲子園で勝つ可能性を公平かつ客観的に議論した」と強調した。

 一方で、福島から聖光学院と只見(21世紀枠)、東京から国学院久我山と二松学舎大付、福井から敦賀気比と丹生(21世紀枠)、大阪から大阪桐蔭と金光大阪、和歌山から和歌山東と市和歌山、広島は広陵と広島商の顔ぶれで1都府県から2校選ばれるチームも複数あった。選考委員会は「複数選出があるのも招待試合というセンバツの特徴。仕方ない面でもあり利点でもある」と説明された。

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