オリックス・ドラ4渡部 自慢の足で“甲斐”くぐる 東京六大学で盗塁成功率100%
オリックスのドラフト4位・渡部遼人外野手(22)=慶大=が13日、自慢の快足で甲斐キャノンとの勝負を熱望した。
一番の武器は機動力。東京六大学では通算77試合で24盗塁、成功率は驚異の100%だ。“失敗しない男”は「タイトルを意識したら、良くないタイプ」と謙遜したが、新人で盗塁王となればパ・リーグ史上初の快挙だ。
勝負したい捕手には、「やっぱり甲斐選手」と即答。学生時代には映像で強肩ぶりをチェックしていた。「絶対エグイですよね」と笑顔で報道陣に問いかけるほど、対戦を心待ちにしている様子だ。
慶大時代は徹底的に相手を研究することで、失敗しない盗塁を生み出した。だからこそ「新人で相手が分からない状況で決めるのは、本当にすごい」と衝撃を受けたのは阪神・中野。成功率・938で盗塁王に輝いた姿は、渡部の理想だ。
昨季のチーム盗塁数はリーグ5位の50盗塁。「チームのために走るという意識で」-。小柄なスピードスターが、プロでもノーミスで駆け回る。