元ソフトバンク投手で野球評論家・斉藤和巳氏が２６日、インスタグラムを更新。ＴＢＳ系「サンデーモーニング」のご意見番を卒業した張本勲氏の素顔を明かした。

　斎藤氏は「張本さんの『喝！』がもう聞けない…。“ご意見番”の名にふさわしい方。ＴＶとその裏では違う姿を見させて頂いた」とつづった。

　番組内では時には厳しい言葉を発し、物議を醸すこともあった。だが、斎藤氏は自身の経験談も振り返り「本当に優しい大先輩。初出演させて頂いた時に…『斉藤、俺の意見と違っても良いから、遠慮なく発言するんだぞ！』『スタジオからはける時に、俺がテーブルの下でお前の足をポンポンと叩くから、俺の後ろについて来い！』」などと声をかけられたという。

　野球だけでなく、他競技含めて意見を述べていた張本氏。斎藤氏は舞台裏で見た張本氏の姿勢にも感嘆し、「本番前の打ち合わせ…誰よりもメモをされていた。誰よりも情報を頭に入れられていた」と明かした。

　番組内のワンコーナーがこれほど注目を集めたことに「時にはその発言に対して、異議を申す人もいたけど…個人的には…そこまでムキになる必要はないと思っていた。今年のメダリストに対しての発言は、少し行き過ぎたかなと…」と吐露。一方で、「それでも俺は現役中から張本さんの『喝！』を見て来ただけに、やっぱり寂しさしかない。接して分かる、張本さんの愛の深さ」とつづった。

　締めくくりには「大先輩と共演させて頂いたことは、大きな思い出になりました。長い間、本当にお世話になりました」と感謝を記した。