オリックス・山本 凱旋!地元に感謝「力を感じました」 岡山県備前市から栄誉章

 オリックスの山本由伸投手(23)が26日、故郷の岡山県備前市から「備前市市民栄誉章」を贈られ、同市市民センターホールで行われた贈呈式に参加。凱旋講演会も開き、応援してくれた備前市民への恩返しを果たした。

 ネットでの募集開始から、約20分で定員に達した講演会。622人が備前市のスターを目当てに、会場へ駆けつけた。山本がスポットライトを浴びながら姿を現すと、拍手喝采。「とても温かさを感じますし、本当に大好きな場所」と自然に笑みがこぼれた。

 この講演会は「お礼を伝えたい」という山本本人の希望で実現した。今夏の東京五輪前には、地元の少年野球チームらが右腕への応援動画を作成。故郷からのエールに「力を本当に感じました」。感謝を伝えることは使命だった。

 壇上では何度も手を振り、備前市民に感謝を伝える。ただ「自分自身も楽しめた」と逆に元気をもらった。参加した野球少年は「僕もプロ野球選手になります」とアピール。その姿を見て、山本は「本当に立派。ここで発言する勇気があれば、何の心配もいらない」と感心した。

 「全力プレーで勇気や感動を与えられるように」-。故郷への恩返しは、これからも続いていく。

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