労組・日本プロ野球選手会（会沢翼会長＝広島）の定期大会が６日、大阪市内で開かれ、ロッテの査定担当者が選手との契約下交渉で一律２５％ダウンからのスタートと説明した件を含め、今後の球団側との契約交渉について意見が交わされた。

　選手会・森事務局長は「（最近の）球団の選手への対応を見ると、ちょっとふざけるなよと感じる」と不信感を示し、異例の所感を文書で配布。ロッテに関しては球団が選手へ謝罪と説明を行ったことで「今後おかしい状況があったらまた（対応する）」と交渉の経緯を注視する考えだ。

　また巨人の大量育成再契約、日本ハムのＦＡ取得選手の自由契約措置にも言及。森事務局長は「こういうことをされるなら制度的に問題がある。変えていかないといけない。選手の弱い立場を利用した脅し」と指摘した。