元阪神・久保 独立リーグ・兵庫に入団 松坂世代として決意「自分がしっかりしないと」

 独立リーグに所属する兵庫ブレイバースは2日、ロッテ、阪神、DeNAで活躍した後に、アメリカ、メキシコでプレーした久保康友投手(41)の入団記者会見を行った。

 同チームの練習には約2週間前から参加。住居が近いこともあり、久保から球団に問い合わせて入団に至ったという。

 新型コロナウイルス感染拡大の影響により、2年間海外に渡航できず。それでも「まず、しっかりトレーニングをして体を作ってどれくらいできるのかというのを、自分の体を知って、現役に近い状態に戻して海外に挑戦したい」。松坂世代の一人は、再び海の向こうを視野に入れている。

 もどかしかった2年間。ただ、「家族との時間は今までの人生で一番密に過ごせた。うまく意識を変えて、家族のために時間を費やすのをやっていた」と前向きに捉え、「気持ちの面でコロナに免疫ができてきたので」と再始動を決めた。

 NPB、異国の地で過ごした経験を伝えていく。「海外に行けば日本の常識を捨てなければいけない。こうしなきゃいけないというルーティンを崩してくれるきっかけになった」とアメリカ、メキシコでの野球を振り返った久保。「いつでも開いて待っているのでどんどん質問してもらえれば」と若い選手への還元に意欲を見せた。

 現役を続ける松坂世代の数少ない一人。「同世代ほぼいない状態ですよね。そういう年齢だという実感しかない」と笑ったが、「自分がしっかりしないとなと思います」と力を込めた右腕。「日本と真逆の文化の国に行ってみたいですね」。次なる舞台に思いをはせながら、三田の地で腕を磨く。

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