オリックス リーグ連覇へ両打ちバレラ獲得へ 二塁中心に内外野守備OK
オリックスが新外国人として前ブルージェイズのブレイビック・バレラ内野手(29)の獲得を目指していることが1日、分かった。二塁をメインに内外野どこでも守れるユーティリティープレーヤー。来季にパ連覇を目指す中嶋オリックスに新たなピースが加わる。
日本シリーズ終了からわずか4日。中嶋オリックスは早くも来季へ向けて動き出していた。獲得を目指しているのはブルージェイズからこの日、リリースとなった両打ちの内野手バレラだ。
バレラはベネズエラ出身。2017年にカージナルスでメジャーデビュー。二塁をメーンに内外野を守れるユーティリティーが最大の特徴。
打撃は両打ちで今季はブルージェイズで39試合に出場し、打率・253、1本塁打、15打点。3Aでは41試合の出場ながら打率・313、3本塁打、28打点と高打率を記録した。マイナー通算1042試合で通算40本塁打と長打力を欠くが、通算打率3割を記録する巧打者だ。
オリックスの二塁は今季途中に遊撃からコンバートされた安達の73試合出場が最多。安達は潰瘍性大腸炎の持病があるため、今季も週2試合の欠場を余儀なくされた。内外野を守れるバレラの加入で中嶋監督も幅広い起用が可能となる。オーダーの選択肢が広がることになる。
球団では今季在籍したアダム・ジョーンズ外野手(36)、スティーブン・モヤ外野手(30)と契約更新しない方針を固めている。またランヘル・ラベロ内野手(29)、セサル・バルガス投手(29)については残留の見込みとなっている。
◆ブレイビック・バレラ(Breyvic Valera)1992年1月8日生まれ、29歳。ベネズエラ出身。180センチ、86キロ。右投げ両打ち。内野手。2010年にカージナルスと契約。17年9月にメジャーデビュー。18年以降はドジャース、オリオールズ、ヤンキース、ブルージェイズでプレー。今季は39試合、打率・253、1本塁打15打点。メジャー通算成績は93試合、打率・236、2本塁打29打点。




