巨人OB加藤克巳氏が死去 86歳 スカウトで山倉、原、槙原、後藤ら名選手を発掘

 巨人へ入団が内定した大森剛(左)とスカウトの加藤克巳さん=1989年12月10日
 巨人ドラフト1位の大府高校・槙原寛己(右から2人目)の右手に入った5個のボールを見てびっくりするスカウトの加藤克巳さん(左端)=1981年11月27日
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 巨人は1日、球団OBで元スカウトの加藤克巳氏が11月30日午後2時52分、慢性心不全急性増悪のため死去したと発表した。86歳。葬儀は近親者のみで執り行われるという。

 加藤氏は愛知県出身。中京商高在籍時に夏の甲子園で優勝。1955年に巨人軍に捕手として入団した。

 通算41試合に出場し33打数8安打の打率・242、0本塁打、4打点。63年に引退後は巨人軍のスカウトとして99年まで在籍し、山倉和博、原辰徳、槙原寛己、後藤孝志ら数々の名選手の発掘、獲得に尽力した。

 原監督は「高校の時からよくグラウンドに足を運んでくれたことを思い出します。多くの方が私のプロ野球への入り口を作ってくれましたが、その中の1人です。改めて感謝すると共に、謹んでご冥福をお祈りします」と哀悼の意を表した。

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