史上初“下克上シリーズ”が20日開幕、オリックスとヤクルトの対戦成績は?
25年ぶりパ・リーグ優勝のオリックスと、6年ぶりセ・リーグ優勝のヤクルトによる日本シリーズが20日に開幕する。13年・楽天から20年・ソフトバンクまで8年連続でパ球団が日本一。今回もオリックスがパの強さを見せるか、それともヤクルトがセの意地を見せるか。史上初の前年最下位球団同士による日本シリーズを前に、両チームの今季交流戦の対決などを振り返る。
対戦は5月28日からの3連戦。舞台は京セラドーム大阪で、オリックスが2勝1敗で勝ち越した。
【第1戦】
オリックス先発は山本で7回5安打2失点で勝ち投手。ヤクルト先発はバンデンハークだった。なお、ヤクルト打線では、サンタナが山本に対して2打数2安打1打点で1四球だった。
【第2戦】
先発はオリックスが田嶋、ヤクルトが小川。共に日本シリーズで先発する可能性のある投手だ。
この日の田嶋は5回6失点で敗戦投手に。主なヤクルト打者の対戦成績は
オスナ・・・3打数2安打2打点
塩見・・・3打数2安打1打点
村上・・・2打数0安打1打点
山田・・・2打数1安打1四球
また、サンタナが田嶋からソロ本塁打。
一方、小川は7回3失点で勝利投手。主なオリックス打者の対戦成績は
吉田正・・・3打数1安打
杉本・・・3打数1安打
T-岡田・・・3打数1安打
チーム全体では28打数9安打で打率・321。なお、モヤが代打3ランを放っている。
【第3戦】
打ち合いの末、オリックスが勝利。両4番から本塁打が出ており、杉本はこの日先発だったスアレスから2ラン、村上は3番手・山田から2ランを記録している。
当然、この時期の数字を、うのみにはできない。違った展開となる可能性も大いにあり、それも注目所の一つだ。
なお、両チームが日本シリーズで対戦するのは今回で3度目。過去2度はいずれもヤクルトに軍配が上がっている。
1度目は1978年で、オリックスが前身の阪急。勝敗は、ヤクルトが4勝3敗で球団初の日本一となった。2度目は「仰木マジック対野村ID」で注目された1995年。ヤクルトの4勝1敗だった。
ちなみに、前年最下位からの日本一は、1960年の大洋以来2度目となる。今回の“下克上シリーズ”を、どちらが制するか注目される。(デイリースポーツ)