ヤクルト・石川 6年前の「借り返す」41歳大ベテラン15年日本Sの雪辱へ意気込み

 日本シリーズに出場するヤクルト・石川雅規投手(41)は16日、神宮球場で全体練習に参加し、シート打撃に登板。日本一へ意気込んだ。

 ひんやりとした秋風が吹く中、半袖でシート打撃に登板し、41球を投げ込んだ。最後の登板は1日の広島戦(神宮)。実戦から遠ざかった影響か、はっきりしたボール球もあった。打者12人に安打性4本。村上にはバックスクリーンに特大弾も浴びた。だが石川は「いいボールもありましたし、実戦でいろいろな球を投げられた」と手応えを口にした。

 「本当にすごくこの6年間悔しい思いもしましたし、日本一のチャンスも巡ってきた。本当にがむしゃらに全力でプレーしていきたいと思います」

 脳裏に浮かぶ悔しい思い出。2015年の日本シリーズでソフトバンク相手に2試合に先発したが、両試合とも5回を持たずKOされた。相手はオリックスに変わるが「借りを返せる舞台もやってきたと思う」と気合十分。CSファイナルSで奥川、高橋の若手投手陣が奮闘した姿に、「すごく刺激になりましたし、本当に頼もしい」と勇気ももらった。

 現役生活20年。自身2度目の大舞台を前に「緊張より幸せだなと思いながらマウンドに上がっていたので、それをもう一度味わいたい」。23日の日本シリーズ第3戦からの東京ドーム3連戦以降で、登板が見込まれる石川。ベスト状態に仕上げ、雪辱を果たす日を待つ。

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