オリックス・吉田正、日本Sは守る!右尺骨骨折から1カ月でCSファイナル奇跡の復活

 右尺骨骨折から奇跡の復活を遂げたオリックス・吉田正尚外野手(28)が日本シリーズでのフル出場を目指す。CSファイナルSでは指名打者で復帰し、10打数3安打と健在ぶりを見せた。13日、チームは静養に努めた中、日本シリーズでは指名打者のない第3戦からの東京ドーム3連戦で守備に就けるように準備を続け、チームを25年ぶりの日本一へ導く。

 奇跡の復活劇には続きがあった。右尺骨骨折からわずか1カ月で戦列復帰した吉田正。打席に立つだけでも奇跡的だが、守備に就くことを目指す考えだ。

 「頭から出る準備はしたい」

 日本シリーズ第1、2戦は京セラドームで行われるが、第3戦からの3試合は東京ドームに場所を移す。ここでは指名打者制も採用されない。つまり、スタメンで出場するには守備に就く必要があるのだ。

 現在はフリー打撃の打球を追いながら、外野から二塁へのスローイング練習などは行っているものの、送球は本来の強さまで戻ってはいない。

 「練習でも準備はしている。自分だけの判断では難しい。準備をして、日が進んで一気に回復してくれたらいいんですけど」

 CSファイナルSではその存在に勇気を得たチームが、2勝1分けの無傷で突破するという快挙を遂げた。もちろん、吉田正の将来を考えれば無理はさせられない。だが、誰もが難しいと考えたファイナルSで復帰を果たした鉄人への期待が大きいのもまた事実だ。

 「ここまで来たら日本一を取りたい」

 吉田正が色紙に好んで書き入れる“頂”の文字。すぐ手の届くところまで来た。25年ぶりの日本一で華々しいフィナーレを迎える。

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