ロッテ・岩下は6回2失点で降板 大一番で役割を果たす

 6回、宗に逆転を浴びがっくりする岩下(撮影・神子素慎一)
6回オリックス1死、福田に右前打を許した後、指を負傷した岩下大輝=京セラドーム大阪(撮影・吉澤敬太)
 6回、宗(奥)に逆転2ランを浴びる岩下(撮影・高部洋祐)
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 「パCSファイナルS・第3戦、オリックス-ロッテ」(12日、京セラドーム大阪)

 ロッテの先発・岩下大輝投手が6回3安打2失点で降板した。

 痛恨の一発を浴びた。1点リードの六回1死から福田に右前打を許すと、右手の爪に違和感を訴えていったんベンチ裏へ。治療を受けて、マウンドに帰ってくると、次打者・宗に初球の高めに浮いたフォークを捉えられた。打球は右翼スタンドに飛び込む一時逆転の2ランとなり、右腕はぼうぜんと打球を見つめた。

 この日は序盤から安定したピッチングを見せていた。最速153キロをマークした直球を軸にオリックス打線を押し込み、四回1死二塁のピンチでは吉田正を見逃し三振、T-岡田を空振り三振に仕留め、無失点で切り抜けていた。

 試合はその後、ロッテが七回に佐藤都の適時打で同点に追いつき、八回には中村に一発が飛びだして、再び勝ち越しに成功した。

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