新庄監督が守備で連日の熱血指導 低い送球を徹底「ノーチャンスはいやだ」

 日本ハムの“ビッグボス”新庄剛志監督(49)は9日、沖縄・国頭村での秋季キャンプ視察し、現役時代に10度もゴールデングラブ賞を獲得した名手らしく、この日も守備で試合につながる練習を指示した。

 視察初日の8日は車の上に登って、バットで遠投の高さを指示。この日はキャッチボール前に低く投げることを指示した。

 「ちょっとでも(球が)浮くと、あんまり意味がないのよ。ワンバンでいい。外野が捕ります、投げる。高い球っていうのはいくらうまい人間でも捕れない。低い球だったら、うまい人間や選手だったらカバーしてくれるから。ノーチャンスはいやだ」

 今後は練習から低い送球を意識させる方針で、「低い、低い。それで合わせていきなさい、と。リリースポイントが分かってくるから」と力説した。

 また、ケース打撃は1死満塁だけで行われた。これにもビッグボスの意図があった。「バッティングの集中力はもちろんだけど、守備の方にも役立つ。タッチアップの考え、チャージの考え、右中間へ抜けたらカットマンへの送球。全てがミックスされている。無死一塁の練習とかやってもあんまり意味がない」と選手に考えさせることに重点を置いた。

 ケース打撃中には、右翼を守っていた万波がフライを捕球して右翼からバックホームし、セーフになった場面があった。この後、新庄監督は万波と五十幡を呼んで助言を送った。「ここがドームだったらホームでアウト。野外だったらサードに投げなさい。(今日は)風がボールの勢いを曲げてしまってセーフになる。あれがドームならアウト、ということを言いました」。守備の名手として活躍した経験も踏まえ、選手の成長を後押しした。

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