楽天・石井監督 敗戦も田中将の投球に「ここ最近で一番いい状態」

 8回を投げ終えて小山コーチ(左)と話す楽天・田中将(撮影・堀内翔)
 9回、安達が三前に2ランスクイズを決める。捕手田中貴
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 「楽天0-4オリックス」(25日、楽天生命パーク宮城)

 相手先発・山本に対して4安打完封負けとなった楽天。石井一久監督は「終始、山本投手に主導権を握られて、打者は苦しい対応になった」と振り返った。

 攻撃陣は沈黙し、守っては最終回に奇襲を仕掛けられた。2点ビハインドの九回1死二、三塁。カウント3ボール1ストライクから安達に2ランスクイズを許した。結果的に試合を決定付けられる1プレーとなってしまった。

 石井監督はこのプレーについて「意表というか、王道だと思います」と言及。「どうやって防ぐのかというところですけど、カウント的にも作戦を破ることは難しかった。あそこはバントを失敗しない限り、抜け出すには厳しい状況でした。当たり前の作戦だったと思います」と語った。

 8回4安打2失点(自責点1)の好投を見せたが9敗目となった先発・田中将については「2失点しましたけど、ここ最近の中で1番いい状態でしたし、自分からピッチングを仕掛けられていた」と評価した。

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