「楽天８－１ソフトバンク」（２３日、楽天生命パーク宮城）

　ここぞの試合で楽天主砲のバットが火を噴いた。浅村が今季自己最多の４打点を挙げる活躍。チームを２年ぶりのＣＳ進出と、９年ぶりのソフトバンク戦シーズン勝ち越しへ導いた。

　「打った瞬間入るなあ、と思いました」。４点リードの六回１死二、三塁。松本の真ん中カットボールを強振した。左翼席へダメ押し１７号３ラン。四回２死一塁は左翼フェンス直撃の適時二塁打も放っており、「状態は上がってきています」と上昇気配を実感する。

　優勝は逃したが、ＣＳから日本一を目指す戦いは続く。「チームとして挑戦権は得たので、ここから自分としてはやり返す気持ちでやりたいなと思います」。残り３試合。下克上に向けた準備を進める。