楽天・石井監督CS進出へ前進強調も「猫が飛び出てきたときだけ止まる」

 ヒーローインタビューを受け、ポーズを取る楽天・島内(左)と岸
西武に勝利し、ナインを迎える楽天の石井監督(左)と岸=楽天生命パーク
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 「楽天3-0西武」(16日、楽天生命パーク宮城)

 先発・岸の7回無失点の好投などもあり、完封リレーで連敗を止めた楽天。次戦で引き分け以上かつ、4位・ソフトバンクが敗戦することで17日にもCS進出決定する中、石井一久監督(48)は独特な表現で前を見据えた。

 「僕たちは勝っても負けても、結果を気にせずに前に出ていかないといけない。猫が飛び出てきたときだけ止まる。後はすべて前進あるのみだと思います」

 試合は初回に島内の2ランで先制。先発の岸は7回3安打無失点で9勝目を挙げた。好投を見せた右腕について指揮官は「プレッシャーもはねのけて、力に変えることができる。試合前は緊張していても、球を持つと(プレッシャーを)自分の力に変えられるから頼もしいです」と目を細めた。

 八回には2番手・酒居が2死満塁のピンチを背負った。長打で同点の場面で打席の川越が放った飛球は左中間フェンス手前まで飛んだが、中堅手・辰己が体を投げ出して好捕。勝敗を分ける好プレーに指揮官も「辰己もたまにはやってくれるなと思いました」とご満悦だった。

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