「オリックス１－６ロッテ」（１４日、京セラドーム大阪）

　オリックスは、Ｔ－岡田の一発で完封を免れるのがやっと。引き分けを挟んだ３連敗で順位は１位ながら、自力優勝の可能性が消滅した。

　頼みの宮城は初回、対戦前まで１１打数５安打の打率・４５５と苦手にしていたレアードに先制二塁打を許すなど３失点。二、三回にも追加点を奪われて自己ワーストの５回５失点でＫＯ。同期の佐々木朗との対戦は対照的な結果に終わった。

　「ここが一番大事なゲームというところで、全然投げることができなくて。申し訳ないですということしかありません」

　勝てばマジック点灯の可能性があったが、期待に応えられず、左腕は責任を一人で背負った。ただ、宮城だけではない。打線も佐々木朗の前に毎回のように走者を出したが、あと一本が出なかった。

　中嶋監督は「ああだこうだ言ったって、あと数試合なんで。一打席でも一球でも早く、自分らの野球を思い出さないといけない。投手はあまりにも深く考えすぎている。シンプルにいかせます。打者はしっかり見極めもしないといけない。そういうのを一つ一つやっていたら流れが来る」と口調を強めた。ロッテとは０・５ゲーム差。残り７試合。２５年ぶりの優勝に向けた正念場を迎えた。