中日・山井が涙の引退試合 優勝争いのヤクルト・塩見と真剣勝負で空振り三振

 1回、引退試合の登板を終え、祖父江(左)から花束を受け取る中日・山井=バンテリンドーム
 1回、引退試合の登板を終え、観客の声援に応える中日・山井=バンテリンドーム
 引退試合のヤクルト戦に先発した中日・山井=バンテリンドーム
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 「中日-ヤクルト」(13日、バンテリンドーム)

 今季限りで引退する山井大介投手が先発し、打者ひとり限定の引退登板を行った。

 優勝争いをしているヤクルトが相手ということもあり、真剣勝負だった。一回、先頭の塩見に対して初球は143キロの直球。2球目はカーブでファウル。3、4球目はボール球、最後はこん身のスライダーで空振り三振に仕留めた。最速は143キロだった。

 投球を終え、山井は涙を流した。大きな拍手を受けるなか、ヤクルトベンチに深々と頭を下げた。2番手には松葉が上がった。

 山井は20年目のベテラン右腕だが、今季は1軍登板なし。ファームでは19試合に登板して7勝5敗、防御率3・94だった。

 野手では同じく現役引退を表明している藤井が1番・右翼でスタメンに名を連ねている。

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