明大・丸山がリーグ戦初アーチ ロッテが評価「インパクトが強い」
「東京六大学野球、明大9-0東大」(9日、神宮球場)
今秋ドラフト候補の明大・丸山和郁外野手(4年・前橋育英)が課題としていた打撃で2安打3打点と猛アピールした。「いつもよりボールに入っていく意識で」と八回2死二塁から内角高めの140キロに反応し、右翼席へリーグ戦初本塁打となる2ラン。逆風をものともせず突き刺し、打球を見届けながら拳を突き上げた。
五回の先頭では三塁線を鋭く破って二塁打とすると、左翼手の送球がそれる間に三塁を陥れた。視察したロッテ・榎チーフスカウトは「(打撃が)よくなってきた。(スイングでの)インパクトが強い」と評価。50メートル走5秒8の俊足と中堅守備に定評がある中、成長した一面をスカウト陣に印象づけた。