ソフトバンクは６日、岩嵜翔投手の出場選手登録を抹消した。

　岩嵜は５日の楽天戦に１点リードの七回から登板したが、１死しか奪えずに３失点して降板していた。

　今月１日のオリックス戦でも１回１失点で黒星を喫しリリーフを失敗していた。前半戦は３５試合登板で防御率２・３８と安定していたが、五輪中断明けの後半戦は１０・４５と苦しい投球が続いている。

　試合前練習中に取材に応じた工藤監督は「あとで本人と話をする」としたうえで、「彼の顔を見ていても、どこか自信がない。ボールを見ても、（捕手の甲斐）拓也の配球もそう。フォークばかりになって、いつか打たれる。僕らが見ていて『ん？』というのがある。その辺も含めて話をしたい」と苦しむ右腕を思いやった。

　岩嵜はここまで４７試合に登板。２勝５敗６セーブ１４ホールド、防御率４．１７の成績だった。岩嵜が主に任されていた七回のマウンドについて、工藤監督は「１人一殺のときもあれば、１人の投手に１イニングを任せることもある」と流動的な起用をしていく方針を示した。

　ＤｅＮＡはオースティン外野手が「左ふくらはぎ肉離れ」と診断され、登録を外れた。代わって細川が登録された。

　６日の公示は以下の通り。

　▽セ・リーグ

　【出場選手登録】

　ＤｅＮＡ　細川外野手

　【同抹消】

　ＤｅＮＡ　坂本投手、オースティン外野手

　▽パ・リーグ

　【同登録】

　西武　本田投手

　日本ハム　上沢投手

　【同抹消】

　ソフトバンク　岩崎翔投手