ロッテ小島 完封自身初10勝 先輩・佑から継承「早稲田魂」でマーに投げ勝った

 「楽天0-2ロッテ」(3日、楽天生命パーク宮城)

 ちょうど100球目。浅村から空振り三振を奪ったロッテ・小島和哉投手(25)は、左手で力強くガッツポーズをつくった。3安打無四球で9月19日・日本ハム戦以来2度目の完封勝利。3年目で自身初の2桁10勝に到達した。

 チームの連敗を4で止めた左腕は「開き直って、どんどん攻めようと思っていました。ずっと、目標にしてきた数字を完封で飾ることができてうれしい」。はにかんだ笑顔をみせた。

 負ければ優勝争いから後退する重圧の中、田中将との投げ合いで一歩も引かない快投だ。ヤンキース時代、テレビ中継を見て参考にしてきた憧れの存在。「雲の上のような人。負けないぞという気持ちじゃなくて、偉大な人と投げ合えるうれしさがすごくあった」。五回まで無安打投球。最速151キロの直球にチェンジアップで楽天打線を抑え込んだ。

 早大出身の左腕は先輩に恵まれたことにも感謝する。斎藤佑の引退にも「早稲田魂を引き継いで頑張りたい」と言う。後半戦は負けなし5連勝とローテを支える左腕の活躍。首位オリックスとのゲーム差1・5をキープした。「優勝できなかったら意味がない。必ず優勝できるように一人でも多く抑えられるように頑張る」と決意を込めた。

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