斎藤佑樹 引退を発表「今、幸せな気持ちでこの場に立っている」【一問一答】
日本ハムの斎藤佑樹投手(33)が1日、今季限りでの現役引退を発表し、千葉県鎌ケ谷市内の2軍施設で取材に応じた。早実時代の2006年に夏の甲子園で優勝、早大では大学通算31勝と華々しい成績でプロ入りした。しかし11年間のプロ生活では度重なるケガに悩まされ、結果的に「体のこと」が決断の決め手となった。引退セレモニー、今後の進路などは未定。以下、斎藤佑と一問一答。
◇ ◇
-引退発表後の率直な気持ちは。
「いろんな思いがありますが、ファイターズというチームで11年間、最高の仲間と一緒にプレーできたことを幸せに思います」
-いつごろから引退を考えていたのか。
「僕の中でずっと思っていたが、最終的に今日、吉村GM、チームメートにお伝えしたという感じです」
-決断の理由は。
「一番は体のこと。去年、肘のケガをしたときに今年1年で結果が出なかったらという思いでやってきた。それが一番ですね」
-今後については。
「今すぐ何かというのは考えていないですけど。ファイターズや、自分を今まで育ててくれた環境に恩返しがしたいです」
-自身にとって野球とは。
「野球でつながった人たちがたくさんいますし、そのおかげで今、幸せな気持ちでこの場に立っている。そうした人との関係を作り上げてくれた大事なスポーツです」
-どのケガが引退の引き金になったか。
「肘も肩も股関節も腰も全部。今どこか1個治るならと言われても難しいと思う」
-今の気持ちは
「あまり実感がわいていない。でも、決めた以上は、前だけを見て進んで行こうと思います。まだホッとはしていないですね」