ロッテ、益田悲弾でM点灯スルリ オリックスに3連敗、6度目正直ならず
「ロッテ3-4オリックス」(30日、ZOZOマリンスタジアム)
あとアウトひとつから、悪夢が待っていた。2点リードの九回2死一、三塁。ロッテ・益田がT-岡田に逆転3ランを浴びた。雨が降る中、守護神右腕はぼう然と右翼席を見つめる。51年ぶりの優勝マジック点灯へ、6度目の挑戦も失敗に終わった。
完全な勝ちパターンのシナリオだった。同点に追い付かれた直後の八回に2点を勝ち越したが、悪夢の3ランを被弾。直後、井口監督はT-岡田が一塁ベースを踏んでいないのではないかとリクエストを要求。「僕らもベンチから見てて踏んでないように見えたので」と説明したが、判定は覆らなかった。
ソフトバンクとの開幕カード以来となる同一カード3連敗に井口監督は「攻めていたのが、ちょっと弱気になってしまったって感じですかね」と言う。勝率の差で首位ながら、2位・オリックスとはゲーム差なしと迫られた。
「もっと引き締めてやっていかないといけない。これが結果なので、切り替えて戦っていきたい」と井口監督。悲願のVへ、下を向いている暇はない。