オリックス・中嶋監督 ベース踏み忘れのリクエストに不満「時間をあんなにかけて」
「ロッテ3-4オリックス」(30日、ZOZOマリンスタジアム)
オリックスは2点ビハインドの九回2死からT-岡田の15号3ランで逆転。首位ロッテとの勝負の3連戦を3連勝。ゲーム差なしまで詰め寄った。
中嶋聡監督は試合を振り返り「いろんなミスありましたけど、それでも諦めない。引っくりかえしたのはすごいなと。だいぶ力が付いたのかなと思います」とチームの成長を口にした。特にT-岡田の一発には「最高の形ですよね」と最大級の賛辞を送った。
ただ、納得がいかないのはこの場面で井口監督から一塁を踏んでいないのでないかと、リクエストが出されたこと。「そもそも、時間をあんなにかけてリクエストしていいものかというのもあるし、受けた方も受けた方だし、ちょっとね」
先発の田嶋は8回3失点の好投。同点の八回は2死一、二塁からエチェバリアの左前打を守備固めに入っていた左翼・後藤がファンブルする失策で勝ち越しを許した。
「田嶋よく頑張りました本当に。最後、点を取られましたけど、安心して見られた。本当なら駿太が助けなきゃいけないところ。それも加味しながら本当によく投げました」
六回無死一塁では太田のバント失敗もあった。「そういうミスをなくしていきたいんですけどね。そういうミスがありながらも最後、誰も諦めることなく引っくりかえしたっていうことが本当に大きいと思います」
大混戦の優勝争い。いよいよ10月に入る。「あと1カ月。最後の月、なんとか上を目指して頑張りたい」。吉田正の離脱など苦しい戦いが続いた9月はそれでも11勝11敗3分けとなった。