オリックス・中嶋監督 15勝目の山本由伸は信頼絶大「崩れませんよ」
「オリックス3-2楽天」(25日、京セラドーム大阪)
オリックスは初回に宗の6号ソロで6試合ぶりに先制すると、四回、五回とモヤの連続適時打で加点した。
投げては山本が8回2失点の好投で、自身12連勝となる15勝目。最後は平野佳が締めた。
中嶋聡監督は「疲れる試合です。(山本は)最後バテた感はありましたけどよく投げてくれました」と振り返った。
勝因の一つに挙げられるのは1点リードの八回2死一塁の守り。茂木の右翼線二塁打で本塁生還を許さなかった中継プレーだ。
「本当に大きいビッグプレーだったと思います」
宗の一発に先制したが、実は初回の得点は30試合ぶりだった。「久々?初回?久々ですね。非常に。由伸のときに先に点を取るのは非常に大きいことだと思うんで大きいホームランだと思います」
ここまでなかなか調子の上がらなかったモヤが2本の適時打。「自分でもいろんなフラストレーションあると思うんですけどモヤの恐さですよね。しっかり振れるのが(相手に)プレッシャーになる。当てにいくような当たりはほしくない。きょうのような振って、つまってのヒット。ああいうのが振っていく中で起こる。もっともっと積極的に振ってくれたら」
山本は珍しく走者を背負う場面が多かったが、それでも8回2失点にまとめた。「普通だと思います。あの防御率なんでね。崩れませんよ」。七回に1点差に追い上げられたが、「3-0というのは理想でしょうけど、あそこでああいうヒットが落ちるんだな。というのが今の競っている状態。向こうも必死にくる。なんとかそこを我慢してやっていきたいですね」。26日は先発に竹安をたて、田中将に対抗する。