楽天・岸は六回途中3失点で降板 オリックス・山本との投げ合いで白星つかめず

 1回、宗に先制ソロを許した岸(撮影・神子素慎一)
 6回、T-岡田に四球を与えた岸はヒザに手を添えがっくり(撮影・神子素慎一)
 6回、降板する岸(撮影・神子素慎一)
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 「オリックス3-2楽天」(25日、京セラドーム大阪)

 楽天の先発・岸孝之投手が5回1/3を投げて7安打3失点で9敗目を喫した。「点をやってはいけない中で、ああいう形で点を取られたのはすごく申し訳ないです」。好投手・山本との投げ合いで粘投を見せたが、白星をつかむことはできなかった。

 初回1死でいきなり2番・宗に右翼席への先制ソロを被弾。スタンドに飛び込んだ打球を見届けると、がっかりした表情を見せた右腕だが、最少失点で食いとどめ、二、三回は無失点で切り抜けた。

 しかし、四回にモヤから中前適時打を浴びると、六回は先頭・杉本に中前打を許し、続くT-岡田にはフルカウントからインコース直球がわずかに外れて四球。膝に手をついて悔しがった。その後、安達に犠打を決められ、1死二、三塁とされたところで降板となった。

 結局、打線の追い上げも及ばず9敗目となった。それでも自身の制球に関しては「よかったと思いますよ。結局、失投をしっかりと打たれたのがアレですけど。それ以外は結構よかったです」と一定の手応えを得ている様子。次回登板に向け「要所でのコントロールというのをもう少し意識して気をつけていきたいです」と語った。

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