ロッテ足踏み3連敗 3点差守れず逆転負け 2位とは2・5差変わらず

 「西武5-4ロッテ」(24日、メットライフドーム)

 投打がかみ合わない。ロッテは最大3点差のリードを投手陣が守れず、打線も大量点を取りきれなかったことが響いた。逆転負けで6月24日以来の3連敗。悲願のリーグVへ足踏みが続き、井口監督は「切り替えていく。調子のいいのを使っていく」と言葉に力を込めた。

 打線は初回、2死から安田、佐藤都の適時打で2点を先制。二回にはレアードの押し出し四球で3点目を挙げたが、押せ押せの状態で安田、角中が凡退し1点止まり。二回まで6四球と制球難の今井を攻略しきれなかったことが響いた。井口監督は「あそこでなんとかしてほしかった」と残念がった。

 4回4失点の二木に井口監督は「先発としてゲームをつくれなかったですね」と振り返る。加えて指揮官は、真の4番を担う逸材として期待する安田への苦言も忘れなかった。四回に8号ソロを放ったものの、同点機の八回2死一、二塁では二ゴロ。「状態がいいとは決していえない」と爆発を願う。

 2位・オリックスとの2・5差は変わらず、マジック点灯は最短26日に。明るい材料としては唐川が約3カ月ぶりに復帰して1回無失点。「本当に投手陣にとってはいい。休みも取れる」。中継ぎの層が厚くなったことを歓迎。悲観せず前を向き、次戦を見据えた。

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