楽天石井監督「これからも長く柱として君臨を」10勝目の則本昂にさらなる期待

 1回、生還した楽天・鈴木を迎える楽天・石井監督=京セラドーム大阪(撮影・神子素慎一)
6回、オリックス・西村を併殺に打ち取った楽天・則本はガッツポーズ=京セラドーム大阪(撮影・神子素慎一)
勝利を喜ぶ楽天ナイン=京セラドーム大阪(撮影・神子素慎一)
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 「オリックス3-4楽天」(24日、京セラドーム大阪)

 楽天が辛くも逃げ切り勝利を収めた。これで2位・オリックスとは1・5差に最接近し、今カードでの順位入れ替えの可能性もある。しびれる展開での勝利に石井監督は「選手も僕も含めてヒヤヒヤな部分だったと思います」と苦笑いを浮かべた

 先発・則本昂が7回/3を7安打3失点で10勝目をつかんだ。2桁勝利はチーム一番乗りとなった。序盤から走者を背負う投球が続いたが、要所を締めた。五回には2死三塁で、一発を浴びていた紅林を空振り三振に仕留めて雄たけびをあげた。

 この投球を指揮官は「少し不安定な立ち上がりだったけど、途中からうまく切り替えてくれて、試合の中でアジャストしてくれた」と評価。10勝については「僕もうれしいです。これからも長く柱として君臨してほしいと思います」と話した。

 1点リードで迎えた九回には宋家豪が1死三塁のピンチを招くも若月、福田を打ち取り、なんとか勝利にこぎつけた。

 打線は初回に島内の中前適時打で先制すると、四回には茂木の犠飛で1点を追加し、五回は島内の適時打などで2点を加えた。好投手・宮城から4得点して、則本昂を援護し、石井監督も「宮城君から追い上げられても大丈夫な点数を取れたのが大きかったと思います」とたたえた。

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