ヤクルト奪首!好調投手陣の影に中村の意識改革「先入観を持たずにやってみようと」

 「DeNA1-2ヤクルト」(22日、横浜スタジアム)

 高津ヤクルトが5連勝で、ついに今季初めての首位。正捕手として投手陣をけん引する中村悠平捕手が、この日は代打で輝いた。

 開幕から阪神相手に3連敗からスタートした1年だった。それでも徐々に、徐々に差を縮め、今季113試合目でついに「マイナス0・5差」で首位。快進撃の裏には、投手陣の粘りがある。

 この日も小川が6四球を出しながらも、要所で粘り、7回を3安打1失点と力投。清水-マクガフとつなぎ、逃げ切りに成功した。チーム防御率は3・54で、リーグ2位へと向上。投手陣の底上げはもちろんだが、ここには中村の意識改革がある。

 中村は「去年までだったら、自分の中で固定観念があって、それでリードしていたんですけど」と切り出すと、「今年のキャンプで古田さんに『いろいろな可能性がある』って伝えられて、そこから自分の中で先入観を持たずにいろいろやってみようと」。

 投手陣を分析し、これまでは苦手な球などを「自分が外したりしていた」というが、「制限をかけずにいろいろ試すように、可能性を引き出していけたらいい」と現在に手応えを感じていた。

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