楽天・松井は今季絶望か 負傷から3週間も実戦復帰めど立たず
絶対的守護神を欠いたまま、シーズンを終えることになるかもしれない。楽天の石井一久監督(48)が13日、右太もも痛のため戦線離脱している松井裕樹投手(25)の現状を明かした。
8月25日の練習で同箇所を痛めた左腕。負傷からは3週間弱が経過したが、実戦登板のめどは立っていないという。指揮官は「(実戦復帰時期は)まだ全然分かってないです。今はシーズンで帰ってこれる保証のないところにまだいると思います」と説明した。
選手のキャリアや中長期的なチーム作りを重要視する石井監督。「無理して投げてもまたやってしまうかもしれない。あまり突貫工事ではやってほしくない」と、来季以降も見据えた慎重な復帰を促している。
ただ、松井はここまで24セーブ、防御率0・63の圧倒的な数字を残し、前半戦2位ターンの立役者だったことは間違いない。チームは守護神離脱後6勝9敗。今後もしばらくは宋家豪、酒居、安楽らをうまく起用しながら、首位の座を狙っていくことになりそうだ。