ヤクルト・高津監督「他に手はあった」 先発小川が踏ん張れず4敗目

 「阪神5-3ヤクルト」(8日、甲子園球場)

 手痛い逆転負けに、ヤクルト・高津監督は険しい表情を貫いた。登板した全投手が四球を出し、先発の小川も踏ん張れなかった。「配球のことは言いたくないけど、甘いコースに投げてしまった。大いに反省するところ」。5回2/3を4失点で4敗目を喫したエースに、巻き返しを願った。

 指揮官が挙げたポイントは五回だ。1死から梅野に四球を与え、代打・ロハスを迎えた。その初球、甘く入った直球をバックスクリーンへはじき返され、痛恨の同点2ランを被弾。「もう少し、他に手はあったんじゃないかなと思います」と反省を促した。

 それでも打ち込まれた前回8月31日・巨人戦と比べると、指揮官は「前回よりはよかったのかな」。次週も阪神戦を託す予定。エースの復権を待つばかりだ。

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