楽天・田中将大が7回1失点の好投 5勝目はお預け
「楽天-ロッテ」(27日、楽天生命パーク宮城)
楽天・田中将大投手(32)が、7回5安打1失点、100球で降板した。5勝目は次回登板以降にお預けとなった。降板後には「ボールがすごく暴れていて、ピンポイントの制球がない中、粘り強く抑えられたかなと思います」とコメントした。
序盤は3イニング連続で2死から走者を背負ったが、いずれも後続を断ち、無失点で切り抜けた。ボールが真ん中に集まるところもあったが、最速151キロを記録した直球で詰まらせる場面が目立った。
この日も打線の援護は初回の1点のみ。気の抜けない中での投球となり、五回の先頭・安田にわずかに甘く入ったスライダーを捉えられて、右翼席に同点弾を被弾した。前回登板での日本ハム・野村に続いて、またしても若きスラッガーに一発を浴びた。
それでも七回2死一、二塁の勝ち越しのピンチでは藤原をフルカウントから低めのスライダーで空振り三振を奪い、石井監督も拍手。先発の役割は果たした。