NPB・Jリーグコロナ対策会議 三鴨教授「検査頻度の見直しを」

 Jリーグと日本野球機構(NPB)による「新型コロナウイルス対策連絡会議」が23日、オンライン形式で開催された。デルタ株による感染拡大が続く状況を踏まえ、出席した村井満チェアマン(62)は「改めて脅威を認識した」と語り、専門家からはPCR検査の頻度見直しや濃厚接触者のリストアップをこれまでの2日前から3日前での特定が提言された。

 現在、Jリーグでは選手やスタッフらが公式検査として2週間に一度PCR検査を受けている。愛知医科大の三鴨廣繁教授は「五輪での経験が重要」と東京五輪で毎日行った検査の有効性を強調し、「検査の頻度はプロ野球、Jリーグでほぼ決まっている。頻度の見直しをまずは考えていただきたい」と増やす考えを示した。濃厚接触者のリストアップについても「(これまでの発症)2日前から3日前にすればかなりの部分(濃厚接触者)を拾っていける。感染を減らすことができるのではないかというデータも出ている」とした。

 一部クラブでは7、8月にも新型コロナ陽性者が確認されている。ワクチン接種者が増えている中で、村井チェアマンは「まさにワクチン接種が同時進行している状況で、接種と感染状況の対比、感染の臨床例など具体的なデータが手元にあるわけではない。今後見ていく数値だ」と話した。

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