日本ハム 中田翔が同僚への暴力行為で出場停止処分 本人反省も処分通達

 日本ハムは11日、中田翔内野手(32)が違反行為を行ったとして、統一選手契約書第17条(模範行為)による出場停止処分を科したと発表した。

 球団によると、中田は8月4日に行われたエキシビションマッチ・DeNA戦(函館)で同僚の選手1名に暴力行為を行った。球団は判明後、試合中に球場からの退場と、自宅謹慎を命じたという。

 その後、球団は中田本人、および該当行為を受けた被行為者である選手と、事情を知る選手・スタッフらに対して詳細な調査を実施。被行為者である選手からは大事にしたくない旨の申告があり、中田自身も深く反省していたという。だが、それらの諸事情を踏まえてもなお、「中田の行為は統一契約書第17条に違反し、野球協約第60条(1)の規定に該当するものと認定」したため、同選手に対して当面の間、一軍・ファーム全ての試合の出場停止処分を通達したという。

 中田は通算1461試合に出場し、261本塁打を放っている日本ハムの主砲。だが、今季は39試合の出場で、打率・193、4本塁打、13打点と不振に苦しんでいる。

 日本ハム・川村浩二代表取締役社長兼オーナー代行のコメントは以下の通り。

 「このたびの中田選手の出場停止処分に際して、ファンの皆様、関係者の皆様にご心配をおかけしますこと、ご不快な思いをさせますことに、深くお詫び申し上げます。

 暴力はいかなる社会であれ、決して許されるものではありません。ましてや中田選手は球団の主力選手であり、顔であって、全ての選手の模範とならなければならない存在です。中田選手が行った行為は、プロ野球が青少年の健全な育成に寄与し、夢を与えるエンターテイメントでもあることの信頼を著しく傷つけるものです。

 そのため、当球団はこの行為に対して野球協約に則り、厳正な対応をとることとしました。併せまして、暴力は決して許されないことを全ての球団関係者に再徹底し、選手についてはさらなる教育と指導を通じて、コンプライアンスおよびスポーツマンシップの向上を遂げることにより、ファンの皆様の信頼回復に努めてまいります」

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