菊池涼介は稲葉篤紀監督に、大野雄大は天に-届けた約束の金メダル

 菊池涼から金メダルをかけてもらい、喜ぶ稲葉監督(中央)=横浜スタジアム
 菊池涼から掛けてもらった金メダルを胸に、笑顔で記念撮影する稲葉監督(中央)=横浜スタジアム
 金メダルを手にする日本代表・稲葉篤紀監督(撮影・堀内翔)
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 「東京五輪・野球・決勝、日本2-0米国」(7日、横浜スタジアム)

 侍ジャパンが公開競技だった1984年ロサンゼルス五輪以来、37年ぶりの金メダルを獲得した。5投手の継投で米国を完封。今季無傷の5連勝で頂点に立った。日本全国に感動を生んだ一戦の後、表彰式で見せた侍戦士の行動がネット上でも話題を呼んだいる。

 全選手、監督、コーチ陣らの記念撮影での一コマ。菊池涼介内野手(広島)が壇上から降り、メダルを手に稲葉篤紀監督に歩み寄ると、そのまま指揮官の首に掛けた。

 本来なら競技選手のみに贈られる金メダルの“授与”に、稲葉監督は「え、本当に!?」、「いいの?」、「やった、マジでうれしい。最高」と、涙声で興奮気味。周囲から温かい拍手が送られる中、稲葉監督は誇らしげに金メダルを手に写真に収まった。

 これにはSNS上でも、「かわいすぎる」、「撮影後に、恐れ多いって返す稲葉監督、マジで最高」、「カープファンで良かった」など、多くの声が投稿されていた。

 表彰式では、金メダルをかけられた大野雄大投手(中日)が、天に掲げ、小さくうなずいた。3日、27歳の若さで亡くなった中日・木下雄介投手に向けたもので、「木下に最後に会ったのは残留練習。その時に『大野さん金メダルとったら見せてください』と約束していた。それで、あいつに報告できたので良かった」と明かしていた。

 菊池、大野雄と、就任当初から稲葉ジャパンの主力として、プレミア12、東京五輪と2大会連続優勝に貢献した2人。温かい行動に「涙腺崩壊」、「本当にいいチームだ」など、称賛の声が続々と寄せられている。

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