高知が決勝進出 剛腕森木が153キロ計測 宿敵・明徳義塾と決戦へ
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「高校野球高知大会・準決勝、高知10-3高知中央」(26日、春野総合運動公園野球場)
今秋のドラフト上位候補で、最速154キロを誇る高知の森木大智投手(3年)が粘りの投球を見せて7回3失点。28日の決勝進出を決めた。
今大会初めて先発マウンドに上がった森木は、初回の初球124キロの変化球から入ったが、2死後、152キロの直球で三振を奪い、三者凡退に抑えた。
しかしバットをコンパクトに振り抜いてくる高知中央打線相手に序盤は苦戦を強いられた。二回に2点、三回に1点を失いリードを許したが、四回、2死満塁から有田爽輝内野手(3年)の2点適時打などで打線が反撃。押し出しで逆転に成功すると、六回には5安打を集めて5点を奪って大勝を決めた。
試合後、森木は「バランスは良かったが、力んで荒れてしまった」と反省したが、視察に訪れたスカウトのスピードガンで最速153キロを記録するなど、レベルの高さは変わらず。決勝の明徳義塾戦へ向けて「全員で全力で勝ちにいく姿勢を貫く」と、甲子園出場を誓った。