「ＤｅＮＡ１－３巨人」（３日、神宮球場）

　主砲２人の競演が連勝を呼び込んだ。巨人の丸、岡本和が５月２２日・中日戦（バンテリン）以来、久々のアベックアーチを放った。首位・阪神が勝ちゲーム差は縮まらなかったが、１・５差でピッタリと追走だ。

　三回、曇り空に花火が打ち上がった。１死から丸が左翼席へ９号ソロ。「岡本さんのホームランに比べたら、僕のホームランなんてミジンコみたいなもの」。これで６月１８日に１軍復帰後、５ホーマーと完全に本来の打撃を取り戻している。

　球場が興奮冷めやらぬ中、岡本和が続く。左中間へヤクルト・村上に並ぶリーグトップタイの２４号ソロを運び、「丸さんのあと、どさくさに紛れて打ちました」。ハイペースでアーチを量産しているが「一戦一戦、チームに貢献するために頑張るだけです」と力を込めた。

　“オカマル”が久々の競演。岡本和は「丸さんの存在だけで心強いです。しっかり出塁してくれますし、本当に心強いです」と先輩に感謝。四回は北村にも一発が飛び出し、全ての得点を本塁打で刻んだ。

　原監督は「一発でしか点が入っていないよね？虎の子の３点、ね。虎の子の３点という言葉を知らないけれど」と上機嫌。大技を駆使してＤｅＮＡを攻略した。