DeNA・大和 サヨナラ打!得点圏打率・464 チーム交流戦首位タイ浮上
「DeNA4-3ロッテ」(6日、横浜スタジアム)
DeNAはベテランのひと振りが劇的勝利を呼び込んだ。同点の九回2死二塁で打席に向かった大和。ロッテ・益田の内角直球を完璧に捉えた打球は、左翼フェンス直撃のサヨナラ適時二塁打に。仲間からの祝福に、クールな男の笑顔がはじけていた。
「回ってこいという自分と、回ってくるなという自分との葛藤だった」とおどけるが、打席では変化球を捨て直球一本に狙いを絞って勝負に出る。その強い思いが「イメージ以上の打球」という劇的な一打を生んだ。
終盤八回に同点とされる展開だっただけに、勝利を呼び込んだベテランを三浦監督も「あの勝負強さはスゴい。さすが大和」と称賛。チームは今季初のサヨナラ勝ちで、交流戦順位も首位タイへ浮上。東京五輪準備で前半戦最後となる横浜スタジアムでの試合を、見事な勝利で飾った。
これで交流戦打率・357、今季得点圏打率・464となった大和。「貪欲に(狙って)いきたい」という目標の交流戦優勝へ、頼れるベテランがチームをけん引していく。