ソフトバンク、甲斐2発で連敗止めた 母の激励LINEに応えた「最高の結果」
「阪神2-10ソフトバンク」(5日、甲子園球場)
豪快な一発で勝利をたぐり寄せた。ソフトバンク・甲斐が1-2の六回に左翼席へ逆転2ラン。1分けを挟んだ連敗を4で止める殊勲打に「最高の結果になった」と破顔した。
連打で1点差とした後の1死三塁。中村晃の鋭い打球は遊撃手のファインプレーに阻まれた。好機を逃せば、再び流れが相手に傾きかける場面。甲斐は「しっかりと自分のスイングができるように」。平常心を貫き、真ん中付近へ入った球を完璧に捉えた。九回には、ダメ押しとなるソロも放った。
この日の朝、母親から「頑張りなさい。甲子園でホームランを打って」と激励のLINEがきたという。交流戦では、今季初めて敵地での勝利。「勝てたのが一番。明日に向け、また準備していきたい」と力を込めた。