ロッテ・佐々木朗が初勝利 阪神・矢野監督「スケール感ある」「いいピッチャーの素質」

阪神打線を相手に力投するロッテ・佐々木朗=甲子園(撮影・田中太一)
プロ初勝利の瞬間、ハーマンとハイタッチを交わすロッテ・佐々木朗=甲子園(撮影・飯室逸平)
プロ初勝利を挙げたロッテ・佐々木朗は井口監督にウイニングボールを掲げられる=甲子園(撮影・田中太一)
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 「阪神4-6ロッテ」(27日、甲子園球場)

 阪神は逆転負けで、交流戦最初のカード勝ち越しを逃した。これで8カードぶりとなる負け越し。両リーグ最速となる今季30勝はお預けとなった。

 打線はプロ2度目の先発となった佐々木朗に対して二回、佐藤輝、アルカンタラの適時打など4安打を集中して2点を奪い逆転。三、五回にはサンズの適時打で小刻みに加点した。

 だが2点リードで迎えた六回、先発のアルカンタラは簡単に2死を取った後、四球と安打で一、二塁のピンチを招き。角中に同点二塁打を浴びて降板。さらにマルテの悪送球で決勝点を献上。5回7安打4失点のロッテ佐々木朗に、プロ初勝利を献上した。

 矢野監督は佐々木朗について「スケール感というかね。もちろんこれだけ騒がれて入って、将来日本を代表するスケール感はあるなと感じたし」と印象を述べた。この日の投球については「特に落ち着いているよね。マウンド上で何か慌てるとか、フォアボールでボールボールで崩れるとかがないので、そういうところでは何か一つ覚えてたらもっともつといいピッチャーになるんじゃないのかなと、その素材の良さとマウンドでの雰囲気というのは、いいピッチャーの素質っていうのはあるんじゃない」と感想を述べておた。

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