関学大が1993年以来28年ぶり関西学生野球春季リーグV エース黒原が締めた!

 優勝の瞬間歓喜の輪を作る関学大ナイン
 監督を胴上げする関学大ナイン
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 「関西学生野球、関学大3-1京大」(25日、わかさスタジアム京都)

 関学大が京大に勝利し、OBの本荘雅章監督(50)が4年生だった1993年以来、28年ぶり6度目の春優勝を決めた。高々と宙に舞った指揮官。「気持ちよかったです」と満面の笑みを見せた。

 四回無死一、三塁の好機で3番・大谷優斗内野手(4年・大社)の右犠飛で1点を先制すると、五回には1死満塁から2番・大石哲平(4年・静岡)の左前適時打で2点を追加し、勝利を引き寄せた。

 優勝目前となった九回2死。ベンチからは「行ったれ!大エース!」と高ぶった声援。大黒柱・黒原拓未投手(4年・智弁和歌山)が精悍(せいかん)な顔つきでマウンドに向かった。「頼むぞエース」と、指揮官はエースのお尻をポンッとたたき栄光の瞬間へ送り出した。

 最下位も経験した悔しい過去を晴らすように、帽子を飛ばしながら全力で投げ込んだ。最後は得意のチェンジアップで空振り三振。人さし指を突き立て歓喜の輪の中心となった。

 「最後のマウンドに立たせてもらえて感謝したい」と仲間と頂点の味をかみしめた黒原。指揮官は「連盟の代表として戦いたい」と敗れたチームの想いを背負い全国での躍動を誓った。

 春秋でのリーグ優勝は2013年秋以来、8年ぶり15度目。関学大は6月7日から開催される全日本大学野球選手権に出場する。

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