オリックス・中嶋聡監督（５２）が２１日、中川圭太内野手（２５）をプロ初の二塁に就かせるなど有事に備えた。

　２２日からのソフトバンク２連戦を前にしたペイペイドームでの全体練習。中川圭は投内連係で二塁に入ると、軽快な動きを披露。チームメートからも「いいね！」の声が飛んだ。ＰＬ学園、東洋大では二塁手として活躍したがプロ入り後は一塁、外野がメイン。２軍でも守ったことがない。

　指揮官はその意図について「交流戦に入ったときに代打絡みで誰がどこに入るか分からない。（コロナ感染が）広島も出ましたし、何が起こるか分からない。誰がどこを守れるのかいつも考えていかないと」と交流戦に加えて、新型コロナウイルス感染も見据えて危機管理の必要性を口にした。あらゆる事態を想定し乗り切る。