オリックス今季ワースト13失点で今季初完封負け 中嶋監督「切り替えていくしかない」

 序盤の大量失点に浮かない表情の中嶋監督(撮影・坂部計介)
 4回、柳田に本塁打を浴び、マウンドで呆然とする増井(撮影・坂部計介)
 1回、栗原の左前打で二走・柳田が生還する(撮影・坂部計介)
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 「オリックス0-13ソフトバンク」(1日、京セラドーム大阪)

 オリックスが大敗した。今季初の完封負けで今季ワーストの13失点。2桁失点してのゼロ敗は2018年9月8日・ソフトバンク戦(ヤフオクドーム)以来、3年ぶり。京セラドーム大阪に限れば16年4月5日・楽天戦以来、5年ぶりだった。

 先発・増井は5回で自己ワーストとなる8失点で今季3敗目。「ゲームを壊してしまって申し訳ない」と反省の言葉を残した。

 立ち上がりから苦しんだ。初回にいきなり5連打などで4点の先制を許す。初回、1番・周東にセーフティーバントで投手への内野安打を許し続く柳田に右前打を浴びて1死一、二塁とすると、グラシアルの右前適時打で先制点を献上した。

 その直後、栗原の左前適時打などで無死満塁。ここで甲斐の打球を三塁手・紅林が失策して2走者の生還を許した。

 悪い流れは止まらない。三回に松田から3ラン、四回に柳田からソロ本塁打を被弾。六回には2番手・阿部が周東にソロアーチを浴びた。

 一方の打線は、相手先発・マルティネスの前に思うような攻撃を展開できず。六回には吉田正と杉本の連打で無死一、二塁としたが4番・モヤが二ゴロ併殺。続くジョーンズが空振り三振に倒れた。この日の敗戦を受けとめて中嶋監督は「年間で、こういう試合はあるんで切り替えていくしかない」と次戦を見る。

 一方、山崎颯が1軍デビュー。3番手で七回に登板し先頭の中村晃に左前打を許すなど2死一、三塁としたが今宮を右飛に封じて追加点を与えなかった。この日最速は152キロだった。

 敦賀気比から2016年度ドラフト6位で入団も、19年に右肘のトミー・ジョン手術を受けた山崎颯。同10月に戦力外通告を受けた後、育成契約となりリハビリを重ねてきた。20年12月に支配下復帰して、この日のマウンドにつなげた。

 プロ初登板を果たした山崎颯は「投げられて良かったという気持ちでいっぱいです」。一方、中嶋監督は「まだ彼は始まったばかり。リハビリしていた期間も見てましたし、初登板はうれしかったですね」と話した。

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